米沢市大町3丁目5-30 電話(0238)40-0147 営業時間11:00~18:00定休日は月曜 ランチタイム11時~15時 現在祝日も営業中 お問い合わせは  info@cz-caketearoom.comまで


by cz-caketearoom

カテゴリ:器のこと( 8 )

クラシックローズ

f0230402_2313022.jpg
 やはり 私にとっては 思い出深い器です。
 ローゼンタール クラシックローズです。
 画像のように 見込みに金彩がほどこされたものと そうでないものがあります。どちらもこのように 繊細な形をしています。 
 口径は10.5cmを超えます。生地はごくごく薄く 重量も最軽量の類ではないでしょうか。220
g。
 香り高い 新茶のダージリンにぴったりの器といえます。
 しかしながら そのダージリン紅茶を どこで(どの地域で)どのような水で 煎れるか。
 そのときの気候は。
 「器」も それらの条件に 自在にあわせてみると 飲み物はまったく違うお味になったりします。
 「人」の手が たくさんかかった良いお茶が 手に入ったら ぜひ ためしてみることをおすすめします。
 「器」が喜び なにより 身体が喜ぶのを 感じていただけると思います。

  店主  
 

 
[PR]
by cz-caketearoom | 2012-06-13 23:20 | 器のこと

  まるで はるみ先生のような器!http://www.harumi-food-academy.com/です。
 色とりどりの春のお花畑を 可憐な蝶々が舞っているような。 かわいらしい春色のドレスをひろげたような器。
 器によって 紅茶のお味がこうも違うのかということを 教えていただいたのも はるみ先生でした。
 
 この「プシュケ」も 2011年チュルボ農園の春茶ダージリンの美味しさを 十分に堪能できる器ではないでしょうか。 
 ひとくち 口をつけますと 清楚な春の花の香りを感じたあとは きりっとしたさわやかなお味がひろがります。
 
f0230402_23572920.jpg

 ボーンチャイナをあつかう各国の窯のなかでも いかにもイギリス的なデザイン。ストレートの紅茶のよさをしりつくしたようなつくりです。
 本国では 硬水で紅茶を淹れる機会が一般的だと思われますので 水色はもう少し濃い色に表現されるとしても その見込みの 美しいリボンをつなげたようなデザイン 「絆」 を楽しむことができると思います。 
 
 ギリシャ神話のなかのプシュケの物語は 少し痛ましいような気もしますが ただひたむきに 物事に取り組むことしかできない彼女の様子は 共感できるところでもあります。

 ピオニー型のボーンチャイナのティーカップは ほかのものとくらべまして やや重いと感じるときもあるかもしれませんが 慣れてきますと これほど紅茶のお味と香りを 安定して最後まで楽しむことができるカップもありません。
 そして なにより 堅牢です。 「プシュケ」のカップとソーサーの総重量は 300g。
 平均的な 「ヒト」 の心臓と 同じ重さです。

  店主






 
 
[PR]
by cz-caketearoom | 2011-08-19 00:02 | 器のこと

バロック

f0230402_13533185.jpg 猛暑 お見舞い申し上げます。
 この暑さで 体調をくずされているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
 水分を気をつけてとっていただくのはもちろん 空調などによる冷えすぎも考えながら お元気に過ごしていただきたいと思っています。
 今年も真夏のイメージ 茅ヶ崎さくらアンティークスさんからhttp://www.rakuten.co.jp/sakura-antiques/  涼やかな器が届きました。「バロック」というパターン名のプレスガラスです。
 波打つ大胆な形状のソーサーに 高台がついたカップはずっしり安定感があります。取手の華やかなデザインはいかにもバロック的です。
 画像ではなかなかご覧になれないと思いますが 50年前のプレスガラスは ユニークにすべてがゆがんで見えて とてもきれいです。 
 すでに何度か 紅茶を淹れていただきましたが 予想どおりこの夏にぴったりの素敵な器です。
 アイスティーをいれますと よりいっそう爽やかなお味がひきたちます。
 またHotでも 熱い紅茶が飲みやすい温度になりやすいので 茶葉の質の良さを堪能していただけると思います。 
 はちみつに漬けた梅も ちょうど食べごろとなりました。
 紅茶と一緒にぜひお召し上がりください。

  店主
[PR]
by cz-caketearoom | 2011-07-16 16:25 | 器のこと

REONORE

 2010年春茶の「新茶の紅茶」Rダージリンが キャッスルトン茶園から届くとわかってから その繊細で香高い新茶をどの器に淹れようか 考えておりました。
 もちろん 店内の「レキシントン」や「ダイアナ」も素敵です。
 「レオノア」は なぜかはじめて会ったときから 気になる器でした。第一印象は 地味。
 涼やかで清潔感があるけれども 春茶の水色と同化してしまうかも?
 でも なぜか気になる。
 こういうときは茅ヶ崎さくらアンティークス様に聞け でございます。
 「レオノア」のパターン名について ひとつの”話”をお聞きし 納得のご縁だということがわかり 楽しくなりました。
 プラチナ彩が美しいこの白磁の「レオノア:REONORE」は 8月の猛暑の中 涼しげに当店に到着いたしました。 
f0230402_22191782.jpg

f0230402_234149.jpg
 「REONORE」はフランス語とのこと。
 ベートーヴェンが生涯で唯一手掛けたオペラ「フィデリオ」の主人公 無実の罪をきせられ 牢にとらわれている夫を 男装して助け出そうとする 妻レオノア。
 「フィデリオ」は レオノアが男装しているときの名前です。
 このベートーヴェンのオペラは 時勢なども影響し初演の日が延期になるなどしますが ようやく初日をむかえます。
 当店とのご縁は このあたりに少々ございました。
 ピオニー型の安定した形のこの器は 口径が9cm8mmと広いので ダージリンの香りを十分に楽しむことができます。
 カップとソーサーには ブルーのかわいらしい小花が立体的に 整然と描かれています。
 秋の夜長に「フィデリオ」を聞きながら 熱い新茶のダージリンはいかがでしょうか。


   店主
 
[PR]
by cz-caketearoom | 2010-09-17 23:43 | 器のこと

浴衣美人”妹”

  浴衣美人”妹”をご紹介いたします。
このたびも山形市のアンティークショップモノンクルさんからいただきました。
 いただいてからだいぶ日数が経ってしまいましたが お姉さん同様大活躍しています。
f0230402_21285198.jpg

 しかも今回のものは「定五郎」の銘印つき。f0230402_21384970.jpg
 平清水焼きの佐藤先生 その節はお世話になりました。やはりこの器は定五郎窯のもののようです。
 中世ヨーロッパの民家のような モノンクルさんの店内にいますと いつも時間がたつのを忘れてしまいます。モノンクルさんいつもありがとうございます。

f0230402_224854.jpg
にんじんサラダをのせたり


豆乳スコーンにたっぷりのラズベリーソースをかけてみたり
f0230402_22113433.jpg


楽しませていただいております。


  店主
[PR]
by cz-caketearoom | 2010-08-31 22:22 | 器のこと

一日の終わりの一杯

 一日が終わり 最後にいただく紅茶は ラム酒がたっぷり入ったミルクティーだったり 甘い無農薬のカモミールのミルクティーだったり その日の体調 気分などでいろいろとかわります。
 
 今日は 一日の最後に 疲れも吹き飛ぶような 懐かしく楽しい 温かで優しいお声を聞くことができましたので 高貴な香り高い秋茶のダージリンをいただき休みたいと思います。
 
 まるで そのかたを映したような器は 神奈川県茅ヶ崎さくらアンティークス様から届きました。
f0230402_22270100.jpg
 
f0230402_22302548.jpg 手描きのプラチナ彩が美しいこの白磁の器は 口径が広く薄地のため 新茶のダージリンをとてもおいしくいただけます。
 重厚感のある形状やソーサーの大きさも完璧。
 モノトーンの茎と葉 唯一の色は薄い赤色の花弁 絶望や希望や厳しい日常やささやかな生活や その混沌とした世界のなかにも 凛とした自信 情熱を秘めた美しい人のような器です。
 
バックスタンプは 一色刷りになる前の ブルー ブラック イエローの三色刷り。

紅茶を飲み終わり 洗いかたづけるまで楽しい器です。

   店主  
  
[PR]
by cz-caketearoom | 2010-06-17 23:09 | 器のこと

染付牡丹蓋つき飯碗

f0230402_2159496.jpg 和物でございます。
 当店のランチメニューに”五穀紅茶めし”がございます。
 数か月まえ、このご飯にあう器を探していまして、偶然に出会いました器です。
 この器は、わが山形県が誇る”平清水焼き”でございます。
 そんなはずはないと思われた方もいらっしゃると思いますが、無理もありません。代表的な平清水焼きは素朴な質感をもった土器。このような白磁はめったに見ることはないと思います。
 最近でございますが、平清水にお住まいの長老佐藤先生に、この白磁の運命を聞く機会をいただきました。
 先生には、お忙しいところを懇切丁寧にご説明いただき、また七右エ門窯様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
 この器が作られたころは明治35年から後半のころと思われるとのことでございます。生地はすでに枯渇した平清水の白磁の生地。よく見ると器に黒い黒点が見えます。有田焼や九谷焼ではこのような鉄分が見られません。またこのころは平清水には21の窯があり、このような九谷系の窯があったとのことです。そのなかでも、このような絵柄、構図を照らし合わせますと”定五郎窯”の器ではないかとのことです。(定五郎窯は昭和29年に廃窯)
 残念ながら断定ができないのは、銘印がないからでございます。
 なぜ銘印がないのでしょうか?
 美しい白磁に高貴な牡丹の絵柄。うすい染付の葉、葉脈は深い緑色で手描きされています。中央の花盆はうすい黄土色。牡丹の花弁は薄紅紫で原種に近いお色のようです。濃すぎない染付の葉とのバランスはまさに浴衣を着た美しい日本婦人が座っているようです。
f0230402_220487.jpg

 紙型印刷か銅板印刷ものに4色のお色。高級な料亭から大量の注文が入ったのでしょうか。
 いずれにしても、大変手間がかかっている器だということがわかります。
 明治維新から日清戦争、日露戦争、好景気から資源の枯渇、この美しい器はそれらをつぶさに眺めなお、美しく座りつづけてきたのでしょうか。

店主
[PR]
by cz-caketearoom | 2010-05-10 23:43 | 器のこと

アザレア(西洋ツツジ)

f0230402_1915156.jpg 暖かな春が待ち遠しい毎日ですが、店内は一足先にアザレアのカップが春を運んできたような雰囲気です。
中国南部のシナノサツキと日本のサツキをベルギーのプランターハンターがこう配し、逆輸入された品種アザレア、花言葉は”あなたに愛される喜び”、ピンクと白のかわいらしいグラディエーションと淡いグリーンとグレーの葉がハンドペイントされ、5弁の花弁が華やかに咲いています。八重の花弁のものもあるようですが、こちらのカップは5弁のようです。縁には金彩が施され、春の華やぎをさらに増しています。
 裏印はマロン色のノリタケ通称M-Japanの上がり藤、大正7年ごろにアメリカ輸出用に作られたもののようです。薄地のカップの直径は9.4㌢ほどありますので、新茶の秋茶ダージリンの香りと味を十分に楽しむことができます。
 ダージリンは、ヒマラヤ山脈を望む山岳地帯で栽培され、紅茶として私たちの口に運ばれるまで、大変な手間と長い工程を経ています。例えば、1本のお茶の木は10歳の幼い木から80歳の老木まであり、それらから摘み取られる茶葉はそれぞれ異なる味、品質のため、混ざりあうということはありません。茶園によって何種類もの茶葉を厳しく管理し、最高ランクの紅茶に仕上げる作業は全紅茶生産量のわずか5%にしかなりません。((株)ガネッシュ資料参照)
 80年を経たお茶の木から摘み取られた茶葉はどのようなお味でしょうか。同じように、さまざまな人の手にわたり長い年月を経てC'zのTearoomにきたアザレア、開店1カ月の若木C'zを穏やかに、優しく見守ってくれるような、そんな一杯の紅茶の時間でした。

店主
[PR]
by cz-caketearoom | 2010-04-18 20:58 | 器のこと